竜の姿をみた少女


   竜の姿をみた少女20


「わしは、大昔、たてしな山のふ
もとに住んでいた三郎じゃ。
わしは、この村が大好きじゃ。
だから、ときどきここへ遊びにくる。
おまえとも、何度か話をしたのぅ。
わしは、さっきのじいさんじゃ」



「さっきのおじいさん?」
「そう、さっきのじいさんじゃ。
わしは、諏訪湖に住んでいる竜神じゃ」
そういうと、竜はどこかへきえてし
まいました。



かわりに、さっきのおじいさんが、
にこにこしながら近づいてきました。
「わしは、諏訪地方を守っている
竜神じゃ。今日は、かなに竜の姿
をみせてあげようと思って、諏訪
湖からやってきたのじゃ」
「私のために、わざわざ?」


             つづく



童話「竜の姿をみた少女」は、童話
竜神になった三郎」の続編。



童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神
なった三郎」に収録されています。






     童話「竜神になった三郎」


http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html




    童話集「竜神になった三郎」


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html



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