ふしぎな鈴3
大江家には男の子が一人もなく、
こどもは姫だけ。
大江家にとって、姫はたった一人
の大切なこどもでした。
その頃の鎌倉は、武家やしきが建
ちならぶ、物静かな町でした。
そんなやしきの中でも、大江家は
立派な門がまえの、大きなおやし
きだったのです。
姫が生まれた時、庭の桜が美しく
咲いていたので、「小桜」と名づ
けられました。
やしきの広い庭には、桜・梅・椿
など、たくさんの木が植えてあり
ます。
その木へ、いろいろな小鳥がやっ
てきます。
梅の花が何輪か咲き始めた春のあ
る日。
「ホ…ホ…」
「ケキョ…、…ケキョ」
庭で小鳥が鳴いています。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081111#p1
「ふしぎな鈴」は、みほようこの
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。
リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。
http://www.bk1.jp/product/02593627
http://item.rakuten.co.jp/book/3642061/
「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
送料は無料です。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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