2008-11-12から1日間の記事一覧

母の短歌2

裏庭に甘き香りの漂ひて 木犀の花はや咲きはじめぬ 松が枝をたはめて通る台風に 父の身案ずる子等のいとしき 清々と今日の秋空澄み渡り 台風一過筋雲たなびく 久々にリズムにのりて踊る夕 頬輝きて皆美しく見ゆ 新しき毛並み装ひカナリアの さえずり高く秋の…

そよごの実

「花のほほえみ」より そよごの実

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴3 大江家には男の子が一人もなく、 こどもは姫だけ。 大江家にとって、姫はたった一人 の大切なこどもでした。 その頃の鎌倉は、武家やしきが建 ちならぶ、物静かな町でした。 そんなやしきの中でも、大江家は 立派な門がまえの、大きなおやし き…