2008-11-18 母の短歌8 短歌 独り居の部屋にかそけき音立てて 娘の生けし茶の実ころがり落ちぬ 一日を共同炊事に立ち働きて ほてる足裏床に伸ばしをり 我がバスのあぐる砂埃は谷越えて 落葉松林にすひこまれゆく 里に来て昔のままなる飯台の 吾が座にすはり老母と茶をのむ