2008-12-02 母の短歌22 短歌 急に逝きし友の弟を弔ふ庭に とり残されし葡萄揺れをり 娘の新築の家に目覚めて 裏山に鳴く鳥の声ききをり 遅蒔きの蔓あげの胡瓜生き残れる 一匹の鈴虫に夕べ与へぬ 亡き母にもらひし桐の下駄そのままに はくこともなく下駄箱にあり