2008-12-07 母の短歌27 短歌 平凡な主婦にて終はるこの一生 幸せとも不甲斐なきとも思ひぬ 意のままを言へば互いに傷つかむ 逢ひたる今日も黙しがちなる 在りし日に夫の座りし場に座り 雨の一日をチョッキ編みつぐ 一枝の椿を彫りし亡き夫の 手作りの俎板心こめて磨く