2009-02-17 母の短歌97 短歌 病み後のろれつの悪しきを嘆きつつも 従兄弟は歌会でひたすらなりき 在りし日に夫の作りし玉しのぶ 赤き芽吹きの日に透きて見ゆ 春風過ぎし朝の裏庭に 散りばふ柿の若葉掃き寄す 花見むと来しユリの木の枯れがれて 根元に一枝伸び立つ緑