2008-12-13 母の短歌31 短歌 植え替ゑを怠りて来し夏水仙 葉のみ繁りてひとつだに咲かず こほろぎ一つ歩む厨に紫蘇の実を 冷凍にせむと青く茹であぐ 友を送り立つ門先に秋海棠 夕日に赤く茎透けて見ゆ 木瓜の実の黄色に熟れ匂ふ裏庭に 散り尽したる柿の葉を掃く 写真は、「花のほほえみ」より