ふしぎな鈴


  ふしぎな鈴40


「リーン・リーン・コロンころん」
「リーン・リーン・コロンころん」
何度も鈴の音を聞いているうちに、
校長先生の頭の中に、遠い昔のある
光景が、ぼんやり浮かんできました。



大きなおやしき…たくさんの木が植え
てある広い庭…庭へやってくるいろ
いろな小鳥…そして庭で遊んでいるか
わいい女の子。



遠い昔のことが、少しずつ少しずつ
校長先生の頭の中によみがえってき
たのです。



みごとに咲いた桜の花の下で、「こ
の鈴を大切にするのだよ」といって、
娘に鈴をわたしている光景が浮かん
できたのです。


            つづく



    昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081221#p1



「ふしぎな鈴」は、みほようこ
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。









リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。



http://www.bk1.jp/product/02593627



「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
    
   送料は無料です。


http://www.choeisha.com/