母の短歌45


庭隅のほぐれつつ伸びしミヤマソテツに

   夕づく木漏日淡く射し来つ



二階より見下ろす桑畑一様に

   芽吹きて目にしむ朝光さして



良きも悪しきも少しは頷ける「姓名判断」に

   興味をもちて読みゐる



千二百メートルを十五分と言ふ歩くペース

   決まりて指導受けつつ歩く