母の短歌47


こほろぎ一つ歩む厨に粕に酔ひつつ

   汝らに送らむ縞瓜漬けをり



庭師等の帰りし庭に早々と

   みんみん蝉の鳴き出したり



真夏日の続きし庭の雲龍ひば

   幹に生ひしソロバン草も乾き細りぬ



さはやか体験スクーリングに学び歩きて

   最低血圧正常となりきぬ