2008-12-30 母の短歌48 短歌 この夕も同じ四辻にて犬を連れし 少年に逢ひて引き返し来ぬ 素枯れたるわらびの葉をふく風をみて 息整へぬこの丘道に 一筋の水落ちてゐる不動滝 岩肌白く紅葉に静もる 娘夫婦の案内で来し付知峡の 極まる紅葉に心は足りぬ