ふしぎな鈴53
「前世って、本当にあるのだろう
か?」
「もし前世があるとすれば、私と
かなは、どんな間柄だったのだろう。
ぜんぜん知らない人だったのだろう
か。
それとも仲のいい兄と妹だったの
だろうか。
仲の良い父と娘だったのだろうか・・・。
いや、おじとめいだったのかもし
れない。
もしかしたら、私とかなは仲のいい
夫婦だったのかもしれない」
古杉先生は、このごろ前世について
考えることが多くなっていました。
先生は、春休みに三浦半島へ旅行
に行きました。
油壷を訪れた時、とてもなつかし
い気がしました。
「初めてきた場所なのに、なぜな
つかしい気がするのだろう」
先生はふしぎに思いました。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090103#p1
「ふしぎな鈴」は、みほようこの
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。
リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。
http://www.bk1.jp/product/02593627
「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
送料は無料です。