2009-02-15 母の短歌95 短歌 間をおきて屋根より雪のなだれ落つる 音のひねもす庭に響きぬ 六時八分で止まりしままの腕時計 亡き夫偲び錆びしを磨く 二十年後の老に備ふると言ふ子等に 我にはかかる余裕なかりき 母のごと慈しみくれし君が形見 ヒマラヤスミレ今年も咲きぬ