女神さまからのおくりもの


 女神さまからのおくりもの45


おら、きよちゃんに話したかったが、
なぜか話せなかった」
「そんなことがあったのね。
私、何も知らなかったわ」



「おらは、長者の家へきた時から、
白駒ってふしぎな馬だなと思ってい
た」
清太は、長い間気にしていたことを
きよに話し、気持が楽になりました。



「白駒。あなたは、夜中にどこへ行
っているの」
きよが白駒に聞きました。
しかし、白駒は、遠くの山をじっと
みているだけでした。



「清太さん。ぼつぼつ、ゆうすげの
花が咲いている場所へ行こうよ」
「じゃあ、出発しようか」
「清太さん。ゆうすげの花が咲いて
いた場所をおぼえている?」


            つづく



     昨日の分は、こちら


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090314#p1


     初めて読んでくださった人へ


     女神さまからのおくりもの1


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090130#p1