女神さまとの約束1
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20071016#p1
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「女神さまとの約束」より
目の前には、青く澄んだ美しい湖が
みえます。
その時、どこからかやさしい声がき
こえてきました。
「ふく。なぜ、私との約束をやぶっ
たのですか。
私は、あなたが、最後まで約束を守
ってくれると信じていました。
私のてつだいをしてもらおうと、あ
なたを黄金色の花が咲いて場所へつ
れてきたのです。
それなのに、あなたは・・・。
とても残念です。約束を守るという
ことは、むずかしいことですね。
でも、どんなことがあっても、約束
はちゃんと守らなくてなりません。
とくに、神様との約束は・・・ね。
一つでも赤い木の実を食べたもの
は、もう自分の家にもどることはで
きないのです」
女神さまの声でした。
「女神さまとの約束」は、信州の
佐久にある湖・「白駒の池」に伝
わっている話をヒントにして、
みほようこが書いた物語。