有明山に住む鬼・八面大王4
そうです。
八面大王は、雲や風や雨を、自由
自在にあやつれる鬼神だったのです。
それだけではありません。
八面大王は、安曇野の里におりて
きて、人々が大切に育てた穀物や
野菜・果物を、勝手に持っていっ
てしまいます。
「あれっ、はざにかけてあった稲
がない。
八面大王が持っていったのか。
許せん」
稲のかわき具合をみにきた農家の
人が、有明山に向かって大声でど
なっています。
つづく
昨日の分は、こちら
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090827#p1
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