雪んこの舞5
空の神様はさっそく雨や風と相談
して、長野の町へ雪んこをおおぜ
いつれていくことにしました。
空の国では、各地区から雪の舞を
する百五十人の代表が選ばれました。
代表の雪んこたちは、舞の先生の
もとできびしいけいこをすること
になりました。
目のみえないるみも、代表に選ば
れました。
おかあさんはるみがみんなのあし
でまといになるのではないかと、
心配しています。
「目のみえないるみちゃんに、む
ずかしい雪の舞なんておどれるは
ずがないわ」
「なんでるみちゃんが代表になるの。
私のほうがずっと上手なのに…」
代表に選ばれなかった雪んこたちは、
るみにやきもちをやきました。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100116#p1
初めて読んでくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100113#p1
童話「雪んこの舞」は、みほようこ
の初めての童話集・「風の神様から
のおくりもの」に収録されています。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
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