明神さまの姿をみた少女6
少女が赤いちょうにみとれていると、
あっちの方から一匹、こっちの方か
ら一匹と、沢山のちょうが、松虫草
の花のまわりに集まってきました。
そして沢山のちょうは大きなまーる
い円をえがきながら、ひらひらまい
はじめました。
ちょうの数は何百匹、いや何千匹で
しょうか。
初めてみる美しいちょうの舞でした。
誰がふいているのでしょうか。
どこからか笛の音が聞こえてきました。
ちょうたちは、その笛の音にあわせて、
ひらひらと楽しそうに舞っています。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100429#p1
初めて読んだくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100425#p1
童話「明神さまの姿をみた少女」は、
みほようこの初めての童話集「風の
神様からのおくりもの」に収録され
ています。
童話集「風の神様からのおくりもの」
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu1.html