竜の姿をみた少女


    竜の姿をみた少女1


たてしな山は、「諏訪富士」と
もよばれ、大昔から佐久や諏訪
の人々に愛されてきました。
山のふもとに、美しい湖があり
ます。
湖の名前は、しらかば湖。
音無川をせきとめてつくられた
湖でした。



一月末のある日。
かなは、おとうさんといっしょに、
しらかば湖へ行きました。
目の前には、雪をかぶったたてし
な山が、朝日をあびて美しく輝い
ています。



「おっかあ」
「おっかあー」
「だれかしら」
かなは、あたりをみまわしました。


            つづく





童話「竜の姿をみた少女」は、
みほようこの五冊目の童話集
「竜の姿をみた少女」に、収録
されています。
昨年12月、「鳥影社」から、
発行されました。



童話集「竜の姿をみた少女」は、
「しらかば湖」と「白駒池」を
訪ねた時に、信州諏訪の「風の
神様」から聞いた話。
風の神様からのおくりものシリ
ーズ5。



http://www.bk1.jp/product/03220629






収録されている童話は、「竜の姿を
みた少女」と「女神さまとの約束」。



     竜の姿をみた少女


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010101#p1


     女神さまとの約束


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010102#p1



       裏表紙