2013-01-22 いなばの白うさぎ 童話 いなばの白うさぎ 1 大国主命には、八十神といって、おお ぜいの兄弟がおりました。 八十神たちは、因幡の国に、八上媛 (やがみひめ)という美しい女の人が いると聞き、みんなで因幡の国へ出か けることにしました。 そして、大国主命がおとなしいのをいい ことに、自分たちの袋を背おわせ、後に ついて来るようにと命じました。 八十神たちが因幡の気多海岸を通りかか ると、毛のないまる裸のうさぎが、地べ たにころがり苦しんでいました。 つづく