赤い猪 2
下で待っていた大国主命は、猪だと思い、
真っ赤に焼けた石にかけよりました。
そして、その石をしっかり受けとめました。
「あっ」
声をあげた時には、大国主命の体は、赤
く焼けた石の膚に、ぴたりとこびりつい
てしまいました。
そして、大国主命は、焼け死んでしまっ
たのです。
それを聞いた大国主命のおかあさまは、
なげき悲しみました。
泣きながら大空へかけのぼって行き、
高天原にいる高皇産霊神(たかみむすび
のかみ)にお願いしました。
「どうか私の息子を助けてください」と。
つづく
赤い猪 1
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130129#p1
「赤い猪」は、前回の「いなばの白うさぎ」
のつづきです。
読んでいないかたは、下記のページを読ん
でくださいね。
いなばの白うさぎ 1
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130122#p1
いなばの白うさぎ 2
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130123#p1
いなばの白うさぎ 3
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130124#p1
いなばの白うさぎ 4
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130125#p1
いなばの白うさぎ 5
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130126#p1
いなばの白うさぎ 6
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130127#p1