赤い猪 3
高皇産霊神は、蚶貝媛(きさがいひめ)、
蛤貝媛(うむがいひめ)と名のついた、
赤貝と蛤をよび、二人を下界へ送りま
した。
二人が下界へおりると、大国主命はま
っ黒こげになって倒れていました。
すでに息はありません。
赤貝は、さっそく自分のからを削り、
それを焼いて、黒い粉を作りました。
蛤は急いで体液を出し、黒い粉をこね
ました。
薬ができると、二人で大国主命の体中
に塗りました。
すると・・・。
ふしぎなことに、大国主命の重いやけど
がなおり、もとどおりの美しい神に生ま
れかわりました。
つづく
赤い猪 1
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130129#p1
赤い猪 2
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130130#p1
「赤い猪」は、前回の「いなばの白うさぎ」
のつづきです。
読んでいないかたは、下記のページを読ん
でくださいね。
いなばの白うさぎ 1
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130122#p1
いなばの白うさぎ 2
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130123#p1
いなばの白うさぎ 3
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130124#p1
いなばの白うさぎ 4
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130125#p1
いなばの白うさぎ 5
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130126#p1
いなばの白うさぎ 6
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130127#p1