古事記神話「古事記物語」


  伊耶那岐命と伊耶那美命 8


伊耶那岐命は、もう一度、愛する
妻に会いたいと思い、黄泉の国へ
向かって旅立ちました。



黄泉の国は、暗黒の夜の世界。
黄泉の国に近づくと、あたりがだん
だんに薄暗くなってきました。
やっと、黄泉の国の御殿へ着きま
した。
あたりは、真っ暗でした。



「先日こちらの国へきた私の妻・
伊耶那美命に会いたいのですが」
「お待ちください」
しばらくすると、伊耶那美命が御
殿の入口までやってきました。


       つづく