2016-11-05 古事記神話「古事記物語」 童話 伊耶那岐命と伊耶那美命 13 伊耶那岐命は、右のみずらにさして いた櫛の歯を折り、投げ捨てました。 すると、今度は竹の子が頭を出しま した。 醜女が竹の子を食べている間に、伊 耶那岐命はどんどん逃げました。 伊耶那美命は、醜女だけでなく、体 についている八雷神に、おおぜいの 軍勢をそえ、夫を追わせました。 伊耶那岐命は、腰につけている十挙 の剣を抜き、剣を後手にふりはらい ながら逃げました。 雷神たちは、しつこく追いかけてき ます。 つづく