古事記神話「古事記物語」


   大国主命

          
   稲羽のしろうさぎ 1


大国主命(おおくにぬしのみこと)
には、八十神といって、おおぜいの
兄弟がいました。
大国主命は、天之冬布(あめのふゆ
きぬ)と刺国若比売(さしくにわか
ひめ)の末っ子でした。



大国主命には、他に四つの名前があ
ります。
大穴牟遅神(おおあなむぢのかみ)・
葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)・
八十矛神(やちほこのかみ)・宇都志
国玉神(うつしくにたまのかみ)とも
よばれています。


       つづく