古事記神話「古事記物語」


   大国主命の試練 38


そんなある日。
稲羽(いなば)の八上比売が、大
国主命を訪ねてきました。
八上比売は、何か月かして、大国
主命のこどもを生みました。



しかし、すでに須勢理比売という
正妻がいたので、八上比売はその
こどもを木のまたにはさみ、稲羽
へ帰って行ってしまいました。



その後。
大国主命は、まわりの国を平定し、
だんだんに国を大きくしていきま
した。


        つづく