2017-01-12 古事記神話「古事記物語」 童話 少名毘古那(すくなびこな)1 ある日。 大国主命が、出雲の御大の岬に立っ ていると、はるかむこうに小さな舟 がみえました。 舟は、どんどんこちらへ近づいてき ます。 舟にのっているのは、小さな神様と おともたち。 ガガイモの細長い実を割って作った、 小さな舟でした。 小さな神様は、鵝(かり)の皮をは いで作った衣を着ています。 「どなたかな」 大国主命が、小さな神様にたずねま した。 でも、何も答えません。 つづく