古事記神話「古事記物語」


    沼河比売 7


根知彦が神馬に乗り、大きなかけ
声とともに飛んだ瞬間、どこから
か「おー」という神様の声。
すると、ぴかっと稲光が。
根知彦と馬は、その稲光に当たり、
飛んでいる姿のまま石になって落
ちてしまいました。



根知彦に勝った大国主命は、早速
沼河比売(ぬなかわひめ)のやしき
へ行き、求婚の歌を詠みました。



私、八千矛神(やちほこのかみ)
は、すてきな妻を探して日本中を
歩きましたが、みつけることがで
きませんでした。



         つづく