2017-06-09 海彦山彦 童話 豊玉比売 4 背の高いりりしい青年が、にっこ り笑って立っていました。 「まあ、すてきなかた」 「なんてかわいい人だろう」 お互いに一目ぼれ。 豊玉比売は、父の海の神に知らせ ました。 「父上、宮殿の入口に、すてきな 青年がきております」 「どなたかな」 海の神は、外に出て確かめました。 「あのかたは、瓊瓊杵尊さまの御 子・山彦さまじゃ」 「瓊瓊杵尊さま?」 つづく