2017-06-10 海彦山彦 童話 豊玉比売 5 「瓊瓊杵尊さまは、天照大御神さ まの孫。そのかたの御子が、山彦 さまじゃ」 「山彦さま、どうぞ中へ」 海の神は、山彦を宮殿の中へ案 内しました。 そして、海驢(あしか)の皮の敷物 を何枚も重ね、その上にまた絹の 敷物を何枚も重ねてしきました。 「どうぞ、ここへお座りください」 海の神は、その敷物の上に、山彦 を座らせました。 そして、いろいろな海の幸を並べ、 山彦に御馳走しました。 つづく