竹取物語


   貴公子たちの求婚 5


十二月になり雪が降っても、真夏
の暑い日にも、雷が鳴り響く時に
も、五人は毎日かぐや姫の家へや
ってきました。
そして、おじいさんを呼び出し、
かぐや姫と結婚させてください」
と、お願いしました。



かぐや姫は、わしら夫婦のこど
もではないので、思い通りにはな
りません」
そういって、おじいさんはことわ
りました。


         つづく