竹取物語


帝のお召しに応じないかぐや姫 8


「世間体のことなど、どうでもいい。
帝に、宮仕えができないと伝えて
くる」
おじいさんは参内して、帝に姫の
気持を伝えました。



「娘を入内させようと何度も説得
しましたが、だめでした。もし、宮
仕えをさせるならば、娘は死ぬと
いっております。娘は、妻が生ん
だこどもではありません。昔、竹
林でみつけたこどもです。だから、
世間の娘たちとは、考え方も違う
のでしょう」


        つづく