2017-09-30 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 15 帝は、かぐや姫への手紙に、季節 の木や花をつけて、歌を届けるの を楽しみにしています。 帝とかぐや姫が、手紙のやりとり をしているうちに、三年がすぎま した。 かぐや姫は、ある年の春頃から、 月を見て、物思いにふけること が多くなりました。 「姫さま。月をみるのは、不吉 です。二度と月をみてはいけま せん」 姫に仕えている人がとめるので すが、姫は月をみて、はげしく泣 くようになりました。 つづく