2017-10-17 竹取物語 童話 帝、かぐや姫の昇天を確かめる 10 気持をふるいおこし、弓をひこう とするけれど、手に力がはいりま せん。 気丈な者が弓を射ようとするが、 矢がとんでもない方向へとんでい ってしまいます。 どの人もぼんやりして、お互いに 顔をみあわせるばかりでした。 地上から五尺ほど上に立っている 人たちの衣装の素晴らしさ。 こんな美しい衣装は、今までみた ことがありません。 かぐや姫が乗っていく車が、一台 用意してあり、薄絹をはった天蓋 がさしかけてありました。 つづく