2017-11-16 火とぼし山 童話 再会 7 「ばあちゃんから聞いたの。ばあ ちゃんの家でも、蚕を飼っている から」 「そうか」 「次郎さん。野良の仕事は、疲れ るでしょ」 「なれない仕事だから疲れる。夜 になると、体中が痛い」 次郎が、腰をさすりながらいいま した。 「次郎さん。体だけは気をつけてね」 「きよちゃんもね」 二人は、別れてからのことを、一晩 中語りあかしました。 楽しいひとときでした。 つづく