女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 37


第三章 座禅草が咲いている高原で 10


「うん。おらは、白駒が大好き。白駒も、
おらが好きだと思うよ。ねぇ、白駒」
白駒は、「私も、清太さんが大好き」と
いうように、「ひひーん」となきました。


「私、清太さんといっしょに、馬を走ら
せている時が一番幸せ」
「おらも、きよちゃんと一緒にいる時が、
一番幸せだよ」
夢中で話をしているうちに、二人は高原
へ着きました。


        つづく