2018-01-26 火とぼし山 童話 新しい出発 4 「あっ、うずだ」 きよは、大きなうずにまきまれ てしまいました。 もがけばもがくほど、うずの中 にすいこまれていきます。 「誰か、助けてぇー」 きよは、大声で助けをよびました。 でも、湖には誰もいません。 舟ひとつういていません。 「神様。どうか私を助けてください。 お願いします」 きよは、一心に祈りました。 つづく