2018-01-28 火とぼし山 童話 新しい出発 6 「手長、足長。明神じゃ。わし の声が聞こえるか」 「はい、聞こえます。何かご用 でしょうか」 「きよが、湖でうずにまきこま れた」 「えっ、きよが? 場所は、ど こでしょうか」 「小坂観音沖の淵じゃ」 「わかりました。すぐ行きます」 「手長、足長。きよのこと、た のんだぞ」 「はい、承知しました」 手長と足長は、いそいで小坂観 音沖の淵へ向かいました。 つづく