2018-01-29 火とぼし山 童話 新しい出発 7 淵へつくと、淵は大きなうずを まいていました。 うずは、ごぉーと大きな音をた てています。 二人は、淵のまわりをみわたし ました。 でも、きよの姿はありません。 「きよは、このうずにまきこまれ てしまったのね。かわいそうに」 「このうずでは、助からないだろう」 「あなた、何をいっているの。私た ちが、きよを助けるんでしょ。足長、 私を背負って、淵のまわりをゆっ くり歩いてちょうだい」 つづく