げら、桜が咲いたよ

[童話]げら、桜が咲いたよ


げら、桜がさいたよ 2


「今日はどんな小鳥がやってくるかな」

おじいさんは、小鳥がやってくるのを、楽しみに
して待っています。
庭へやってくる小鳥たちは、おじいさんの大切な
友達でした。


おじいさんの庭には、小鳥たちのために、南天
梅もどき・まゆみなど、実のなる木がたくさん植
えてあります。

大きな桜の木もありました。
春だけでなく、初冬にも花が咲く珍しい桜でした。
おじいさんは、初雪が降る頃に咲く、この桜が大
好きでした。
おじいさんだけでなく、村の人たちも、桜の花が
咲くのを楽しみにしています。


        
      つづく