虹の橋の上で

[童話]虹の橋の上で


虹の橋の上で 1


「かっこう、かっこう」
裏の林で、かっこうが鳴いています。 
まーちゃんは、かっこうの声で、目がさめました。


まーちゃんは、七ヶ月の男の子。
ようやくつかまり立ちができるようになりました。
「ぼく、つかまり立ちができるんだよ」
まーちゃんは、得意でした。


まーちゃんは、はいはいして、おかあさんをさが
しました。
でも、おかあさんはどこにもいません。
雨がやんだので、二階のベランダで、洗濯物を
ほしているのでしょうか。


        つづく