虹の橋の上で

[童話]虹の橋の上で


虹の橋の上で 6


まーちゃんは何度もころがりながら、それ
でも立とうと一生けんめいでした。
三十回目に、まーちゃんは立つことができ
ました。
「やっと立てたぞー」
まーちゃんは、おおよろこび。


「まーちゃん、よく立てたねぇ。今度は、
虹の橋の上を歩いてごらん」
おばさんの声が聞こえてきました。
そういえば、オルゴールの音が、さっきか
らずっと聞こえています。
まーちゃんは足をふんばって、おそるおそ
る右足をだしました。


       つづく