うぐいすの橋

[童話]うぐいすの橋


うぐいすの橋 1


かなは、くにゃくにゃ道を歩いて、学校へ行き
ます。
道の途中に、深い谷が見える場所があります。
「この深い谷に、長い橋がかかっていればい
いのに。そうすれば、家からここまで五分位
でこられるのに」
かなは、深い谷を見るたびにそう思います。


一度ちこくしそうになった時、「橋よ、かかれー」
と、大声でさけんでみました。
しかし、橋はかかりませんでした。


         つづく