2008-11-25から1日間の記事一覧

母の短歌15

米十キロ1095円と記しある 十五年前の家計簿ひもときをり 雲間より一筋日影さす空に 児等揚げし凧高々と舞ふ 照り返す光眩しき畑に来て 雪かきはけてほうれん草を摘む 亡き歌の友に面影も声も良く似たる 生方先生の歌評メモとりて聞く

いちょう黄葉

「花のほほえみ」より いちょう黄葉

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴16 姫は、城が見える南岸の森の陰へ、 仮家をつくり逃げていました。 そして、城が焼けおちるのを、対 岸のかくれ家で、くやしい思いで みていたのです。 「くやしい、くやしい……。 なんとしても、にくき北条をほろぼ したい」 心のやさしい姫で…