心なき人の言葉に反発する 気も起こらずに帰り来りぬ 夫亡きもしばし忘れる思ひして 天の橋立またのぞきする 軒下にふせをく葱の風に鳴る 枯葉の中に緑萌え来し 心なき人の一言に傷つきゐる 友を思ひて話題をそらす
「花のほほえみ」より まゆみの実
ふしぎな鈴17 一年後、姫は重い病気にかかり、 三十四才の若さで、この世を去り ました。 なくなる少し前、姫はぼだい寺の 和尚に、大切にしていた二つの鈴 をあずけました。 「私もじきに死ぬだろう。 でも、いつかこの世にふたたび生 まれてきたい。 生…
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