2009-03-23から1日間の記事一覧

母の短歌131

在りし日に母剥きくれし真綿入れ 娘の半纏を今宵仕上げぬ 紙のごとく軽き宇宙食のストロベリー 含めば清らかに香り広がる 山峡の谷間を白く包みゐし 霧ののぼりくるわが立つ岡に 雲間より差しくる朝日に煌きつつ 舞いくる雪は地につかず消ゆ

母の短歌

母の短歌127 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090319#p3 母の短歌128 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090320#p4 母の短歌129 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090321#p4 母の短歌130 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090322#p6

女神さまからのおくりもの

女神さまからのおくりもの53 「きよちゃん。もう少しで、ゆう すげの花が咲くよ」 重苦しい空気をかえようと、清太 は明るい声でいいました。 一枚目の花びらが、ゆっくり開い ていきます。 「清太さん。花びらが開いてきたわ」 きよが、うれしそうにいい…