2009-03-23 母の短歌131 短歌 在りし日に母剥きくれし真綿入れ 娘の半纏を今宵仕上げぬ 紙のごとく軽き宇宙食のストロベリー 含めば清らかに香り広がる 山峡の谷間を白く包みゐし 霧ののぼりくるわが立つ岡に 雲間より差しくる朝日に煌きつつ 舞いくる雪は地につかず消ゆ