2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王17 「なんてかわいい娘だろう。 村には、こんなかわいい娘はいない。 どこの町からきたのだろうか」 弥助は、心の中でそっとつぶやき ました。 「お茶をどうぞ」 さくは、熱いお茶を、娘にすすめ ました。 「おいしい」 娘は、お…

りゅうのひみつ日記

9月9日 今日ほんとうは youko と リーン・ リーン・コロンはおなじ位おもし ろい♪ おしまい ふしぎな鈴「朝顔のエスカレーター」 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090905#p1 ふしぎな鈴「朝顔のエカスレーター」より おとうさんがなくなった夜のこと で…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王16 「ありがとうございます。 本当に助かります。夜遅く、しか も大みそかの夜に、ご迷惑をかけ もうしわけありません」 「困っている時は、おたがいさま じゃ。今、きがえを持ってくるで、 待っていておくれ」 そういって、さく…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王15 時計をみると、十一時を過ぎてい ます。 「どなたじゃ」 さくが声をかけました。 「旅の者です。吹雪のため、道に 迷ってしまいました。 今夜一晩、泊めていただけないで しょうか」 女の人の声がしました。 弥助が戸を開ける…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王14 「弥助。早く年とりをして、今夜 は早めに休もう」 さくと弥助は、家にあるもので、年 とりをしました。 「おっかあ。年とりのさかなが何 にもなくて、ごめん」 弥助は、改めて母にあやまりました。 「弥助。あるもので年とり…

りゅうのひみつ日記

9月6日 かんそう[動物]とんぼを読んだ 花のほほえむんだよ おしまい とんぼ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090906#p1 「花のほほえみ」より とんぼ

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王13 弥助は、母にしかられるのではな いかと思っていたので、ほっとし ました。 「心の優しいおっかあでよかった」 弥助は、心の中でそっとつぶやき ました。 それから、三日がすぎました。 今日は、おおみそか。 朝から小雪が舞っ…

はぎ

「花のほほえみ」より はぎ

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王12 「それで、山鳥を逃がしてやった」 「そうか。山鳥もうれしかっただ ろう。よかった、よかった」 さくは、ほっとした顔でいいました。 「おっかあ。それがよくないのじゃ。 おれ、山鳥を逃がしたかわりに、買 物の金を全部そこ…

りゅうのひみつ日記

9月4日 かんそう[植物]初雪草を読んだよ 花のほほえむんだよ おしまい 初雪草 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090904#p1 「花のほほえみ」より 初雪草

とんぼ

「花のほほえみ」より とんぼ

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王11 「おっかあ、ただいま」 「弥助、おかえり。 もう帰ったのかい。えらい早いけ れど、どうかしたのかい」 しょんぼりしている弥助をみて、さ くが聞きました。 「おっかあ・・・」 「何じゃ」 「おっかあ・・・おれ・・・」 「…

こすもす

「花のほほえみ」より こすもす

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王10 弥助は、わなのまわりにちらばっ ていた山鳥の羽を、少し離れた場 所へうめました。 「おらは、わなにかかっていた山 鳥を、逃がしてしまった。 わなをかけた人は、獲物がかかる のを楽しみにしているにちがいない」 そう思っ…

赤とんぼ

「花のほほえみ」より 赤とんぼ

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王9 「だいじょうぶか、山鳥」 弥助は、山鳥に声をかけました。 「痛かっただろう」 そういいながら、弥助はわなをは ずしてやりました。 わなをはずしてもらった山鳥は、 うれしそうでした。 「さあ、山鳥。人にみつからない うちに…

とるこききょう

「花のほほえみ」より とるこききょう

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王8 「何の音だろう?」 弥助は、音のする方へ歩いていき ました。 音は、大きなけやきの木の方から 聞こえてきます。 けやきの木にたどりつくと、褐色 の鳥がわなにかかっていました。 「あっ、山鳥だ。この森にも、山 鳥がいたのか…