2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雪んこの舞

雪んこの舞1 暑い夏が終わり、さわやかな秋が やってきました。 遠い空の国では、たくさんの雪の こども・雪んこが生まれました。 例年の十倍も多い雪んこです。 生まれたばかりの雪んこは、まん まるで透明です。 大きくなるにつれ、雪んこは白く なります…

りゅうのひみつ日記

1月12日 よんだ[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ にわとりは天守閣にとまるんだよ おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり2 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100112#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/201001…

信州諏訪の童話・風の神様からのおくりものシリーズ

みほようこが書いた「信州諏訪の 童話」を紹介します。 信州諏訪の「風の神様」から聞い たお話。 「風の神様からのおくりもの」シリーズ 1 竜の姿をみた少女 竜の姿をみた少女 風の神様からのおくりもの5 [ みほようこ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 絵…

開善寺の早梅の精

「開善寺の早梅の精」を読んでい ただきありがとうございました。 昨日の分は、こちら。 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100110#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20091225#p1 「開善寺の早梅の精」は、信州の 伊那谷にある…

りゅうのひみつ日記

1月8日 よんだ[童話]童話集「竜の姿をみた少女」 あとがきを読んだ しらかば湖に竜がいるんだよ おしまい 童話集「竜の姿をみた少女」あとがき http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100109#p1 今日は、信州の二つの湖を訪ねた時 に、「風の神様」から聞いた…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精16 文次は、「あの人の香りが残る袖 は、毎夜私の涙でぬれている」と いう歌をよみました。 文次は、梅香のことを、忘れるこ とができなかったのです。 この歌をよんだ翌日、文次は戦場 でなくなりました。 「この世の最後に、梅香さんと…

りゅうのひみつ日記

1月8日 かんそう[童話]竜神になった三郎を読んだよ 竜神になるみたい おしまい 竜神になった三郎 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100108#p1 童話「竜神になった三郎」は、 みほようこの二冊目の童話集「竜神 になった三郎」に収録されています。 200…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精15 「文次さん。昨夜は、ほんとうに 楽しかったわ。ありがとう。 来年、梅が咲くころ、また会いま しょうね。きっとよ」 どこからか、やさしい声が聞こえ てきました。 「あの美しい女の人は、梅の精だ ったのかもしれない」 文次は、そう…

りゅうのひみつ日記

1月7日 よんだ[童話]竜神になった三郎を読んだよ 大変だったみたい おしまい 竜神になった三郎31 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100107#p1 初めて読んでくださったかたへ 竜神になった三郎1 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20091207#p1 童話「竜神…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精14 「わしは、夢をみていたのだろうか。 美しい上品な女の人、うまい酒、お いしい料理。 あれは、夢だったのだろうか。いや、 夢ではない。 わしは、梅香となのる女の人と、た くさんの歌をよんだ。ほんとうに楽 しい、心休まるひととき…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精13 どのくらいの時間がすぎたのでし ょうか。 文次が目をさますと、梅香も、お いしい酒も料理も消えていました。 文次は、一人ぽつんと、梅の木の 下に立っていました。 月あかりに照らされ、梅の花が美 しくみえます。 何事もなかったか…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精12 文次は、すっかりよってしまいま した。 袖の上に落ちて匂へる梅の花 枕に消ゆる夢かとぞ思ふ 「袖に落ちた梅の花は、夢の中で ちぎった女性のようだ」、そんな 意味の歌をよんだ文次は、眠くな ってねてしまいました。 梅香は、文次の…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精11 「文次さん。歌をよんでくださいな」 「じゃあ、よみましょうか」 文次が、歌をよみました。 すると、 「次は、私がよみますね」 梅香は、すらすらと歌をよみました。 「どうやったら、こんなに早く、し かもすてきな歌がよめるのだろ…

りゅうのひみつ日記

1月2日 かんそう[童話]竜神になった三郎を読んだよ 三郎は心配になるんだよ おしまい りゅう、三郎は何を心配している のかな? 竜神になった三郎26 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100102#p1 初めて読んでくださったかたへ 竜神になった三郎1 http:…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精10 唐胴の一輪ざしには、梅の花がさ してありました。 部屋の中は、梅の花のいい香りで いっぱいでした。 「文次さん。ちょっと待っていて くださいね」 そういって、梅香は奥へ入ってい きました。 そして、酒と料理を持ってきました。 …

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精9 「文次さん。私の家へ寄っていきま せんか」 「えっ?」 文次は、心をみすかされたような気 がし、どきどきしました。 「私、文次さんと、ゆっくりお話が したいのです。おいそぎですか」 「いいえ」 「じゃあ、よっていってくださいな」 …

りゅうのひみつ日記

1月2日 よんだ[童話]竜神になった三郎を読んだ 竜神になるのかー おしまい りゅう、三郎はね、竜になって しまうのだよ。 竜神になった三郎26 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100102#p1 初めて読んでくださったかたへ 竜神になった三郎1 http://d.ha…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精8 「まあ・・・。みつかったら大変 でしょうに」 「今ごろ、文次がいないがどうし たと、みんなでさわいでいるでし ょうな」 「文次さんて、おもしろいかたで すね。侍ではないみたい」 梅香は、そういって笑いました。 「わしは、戦が大き…

おめでとうございます。

新年おめでとうございます。 幸多い年でありますように。 毎日心おだやかに暮らせますように。 今年もよろしくお願いします。 「花のほほえみ」より 福寿草 今年も、このページをよろしくお願いします。 ・ ‚݂ق悤‚± ¬‚³‚È“¶˜bŠÙ ・ みほようこの日記 ・ …